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裁定取引ってなんだ

アービトラージ
アービトラージとは、裁定取引のことを言います。そういう取引手法もあるという豆知識として、参考までご紹介しておきます。

まず、アービトラージ(裁定取引)の一般的な意味からご説明します。たとえば、現物市場と先物市場の価格差を利用して、2つの価格差が拡大したり収縮したりする値動きのサヤ取りを狙う取引ことを言います。リスクが低く、確実性が高い取引と一般的に言われています。

株式市場など、いろいろな市場で行われていますが、為替市場でも、ストレートの対ドルレート(ドル相場)とクロス円レートとの間でアービトラージがなされる場合があります。

ドル/円とEUR/USD、EUR/JPYを例にとって説明しますと、普通の市場であれば、ドル/円×EUR/USD=EUR/JPYとなりますが、米雇用統計など重要指標の発表直後、特に予想と実際の発表結果がかなり違っていた場合、それぞれの通貨ペアが勝手に動き、ドル/円×EUR/USD=EUR/JPYとはならなくなることがあります。

たとえば、ドル/円の買値(Offer、Ask)102.00、EUR/USDの買値15950とすると、EUR/JPYの買値の理論値は、102.00×1.5950=162.69となりますが、荒れた相場で、EUR/JPYの売値(BID)が162.74となったとします。

この場合、理論値と実際のクロス円のレートの間に5銭のズレができたことになり、ドル/円102.00とEUR/USD1.5950を買って、EUR/JPYの162.74を同時に売ると、瞬時に5銭の利益を稼ぐことができるわけです。

こうして対ドルから計算される理論値と実際のクロス円のレートの瞬間的なズレを利用して、利益を稼ぐことを専門に行うトレーダーをアービトレージャーと呼びます。

以前、私の知り合いにも、アービトレージャーがいました。コンピューターを駆使して、このズレを探し出し、瞬時に3通貨ペアの売り買いを行い、利益を稼ぎ出していましたが、昨今、主要通貨間でのこうしたズレがなくなってきたため、言い換えれば、裁定が働くようになり、専門としてはやらなくなりました。

しかし、現在でも、重要指標発表直後には、こうしたズレは生じることがあります。その場合、ズレを修正する方向に大口の売買、つまりアービトラージ(裁定取引)がなされることがあるとご理解ください。

為替のように瞬時に動く相場でのアービトラージは、かなり玄人技ですし、個人向けのディーリングシステムでは各ポジションを合成して決済できないこともありますので、あくまでもそういう取引手法もあるということで参考までにご紹介しました。
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