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クロス円が動く仕組みについて、確認しておきたいと思います。
クロス円レートは、ドル/円レートと、EUR/USDといった円以外の通貨の対ドルレートとの合成によって作られています。
一般的には、EUR/JPYやGBP/JPYのように、2つの通貨ペアのレートを掛け合わせて作る
、いわゆる掛け算通貨のクロス円と、CHF/JPYやCAD/JPYのように、1つの通貨ペアのレートをもう1つの通貨ペアで割って作る、いわゆる割り算通貨のクロス円がありますが、欧州の色々な通貨がユーロに集約されたため、最近では、主要通貨のクロス円の中では、掛け算通貨のクロス円の方が、多くなっています。
具体的な例を掛け算通貨のクロス円であるGBP/JPYでお話しますと、ドル/円102.00、GBP/USD1.9600とすると、GBP/JPYは、ドル/円102.00×GBP/USD1.9600=GBP/JPY199.92となります。
クロス円の上げ下げは、ドル/円の上げ下げの速さと、円以外の通貨での上げ下げの速さのスピード差によって生じるわけですが、例として挙げたGBP/JPYが、良い例ですので、これをもとにお話を進めます。
各通貨ペアには、それぞれにボラティリティー(予想変動率)の高いもの低いものがあります。GBP/JPYを分解すると、ドル/円とGBP/USDになりますが、これらの2つの通貨ペアのボラティリティーは、全く違うことはおわかり頂けると思います。
つまり、比較的ボラティティーの低いドル/円と、ボラティリティーの高いGBP/USDの組み合わせでは、圧倒的にGBP/USDの動きによって、GBP/JPYの動きが決まってくるわけです。しかも、掛け算通貨のクロス円は、割り算通貨のクロス円よりも、はるかにボラティリティーが高くなりますので、なおさら、GBP/JPYは動くことになります。
一般的には、ドル売り相場であれば、ドル/円は下がり、それ以上にGBP/USDが上がって、GBP/JPYが上がるわけですが、昨年8月のサブプライム・パニックの時のように、ドル/円も急落するわ、GBP/USDも急落するわで、GBP/JPYが大暴落するということも、最近では、決して珍しくなくなっています。
これは、以前に比べて、はるかにクロス円をトレーディングする市場参加者が増えていることを意味しているのだと思われ、今まで以上に、クロス円は、ボラタイル(激しく)になるものと見ています。
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