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■１０兆円強の金融支援　中央銀行
英国の中央銀行イングランド銀行は21日、銀行の貸し渋りを和らげるための金融支援策を発表した。銀行が保有する住宅ローン担保証券500億ポンド（10兆円強）を最長3年間、信用度の高い英国債と交換し、銀行の資金繰りを支援する。

　実質的に公的資金で銀行の住宅ローン証券市場を支え、銀行が個人や企業向け融資を抑制して実体経済に悪影響が広がるのを防ぐ。


■追加措置なしで失望ポンド売りへ
英中銀が発表した住宅金融対策は先週から報道されていた内容とほぼ同様だったことで
市場は追加的な措置が無かったことに失望、ポンド買いポジションを巻き戻した。
また、米銀行大手バンカメの第1四半期決算が予想を下回ったことで、株安・円高の
動きも強まったが、現在は小康状態となっている。

昼間は207円台後半で推移していたが、ロンドン市場では一気に204円台前半へと下落し、高値から4円近い大幅安となった。まさに悪魔の通貨ポンドを実証した。



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