負けないFX研究所

■21：30にアメリカのNY連銀製造業景気指数が発表されます。

今回の事前予想は-17.1と過去最低を記録した前回（-22.2）よりは改善するものの、景
気の拡大と後退の判断の分岐点とされる「0」は依然として大きく下回るとみられていま
す。予想を上回ればドル高に反応しそうですが、余程の良い数値とならない限り、一時
的なものに終わる可能性があります。

■18：00に発表されるドイツのZEW景況感調査にも注目したい。
昨日、メルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁が「ECB（欧州中央銀行）は、年内に利下げの
見込みはない」と述べたことで、利下げ観測の後退からユーロは上昇しています。ZEW景
況感調査が好結果となれば、ユーロ買いが一段と進み、ユーロ/ドルは過去最高値
（1.5915ドル）を更新する可能性があります。

■ユーロが堅調な一方で、ポンドが再び売られています。今朝発表されたイギリスのRICS住
宅価格が-78.5％と事前予想（-65.5％）を大きく下回り、1978年以来最大の下落率を記
録したことが要因です。本日は17：30に消費者物価指数（CPI）とDCLG住宅価格が発表さ
れますが、事前予想を下回る結果になればポンド安が加速する可能性があります。



■日本株　概況　日経平均反発も1万3千円台は重い

15日の東京株式市場では日経平均が上昇し、
大引けは前日比73.07円高の12990.58円だった。

前場は前日の大幅安の反動の動きが中心で、円高一服などから
鉄鋼、自動車、ハイテク、不動産などの主力株を拾う動きが目立った。
前引けは13043.00円と1万3千円台を回復したものの、後場の取引では
米企業決算の結果を見極めたいとのムードや、アジア株の下落から
買いは続かず、1万3千円を割り込んで引けた。

東証1部の売買代金は概算で2兆円に届かず、依然として取引は低調。
値上がりは934、値下がりは647、変わらずは140銘柄だった。

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