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チャートの基本

移動平均線

移動平均線は、テクニカル分析のなかで最もポピュラーなものであり、その計算方法や意味は非常に理解しやすいものです。
例えば5日移動平均線は「当日を含めた過去5日間の株価(為替の場合"レート"。以下同様)の平均値」を計算したものであり、5日=短期と考えれば、

(1)短期における値動きの中心線
(2)短期における相場の方向
(3)短期における支持・抵抗などを意味します。

また、期間を変えて25日を使用した場合には、25日=中期と考えますので

(1)中期での値動きの中心線
(2)中期での相場の方向
(3)中期での支持・抵抗を表すことになります。

さらに75日、100日、200日などを使用する場合には“長期”と考えれば良いでしょう。

(1)の“値動きの中心線”とは、もし株価が移動平均線から離れすぎた場合には、株価が移動平均線に近づく習性があることを意味します。
(2)の“相場の方向”とは、実際の株価はかなりジグザグに動くのですが、それを“ならして”株価がどの方向へ動いているのかを明確にすることを意味します。
(3)の“支持・抵抗”とは、移動平均線で株価が下げ止まったり、上値を押さえられたりしやすいことを意味します。

また、5日線が25日線を下から上抜けた場合は“ゴールデンクロス”として買いサイン、逆に5日線が25日線を上から下抜けた場合は“デッドクロス”として売りサインとする手法もあります。
より中長期での投資をする人ならば、25日線と75日線、75日線と100日線などの組み合わせを使用しても良いでしょう。




ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、「逆張り系」のテクニカル指標です。
日足チャートの場合、25日移動平均線を中心線として、上方に「+2σライン」、下方に「-2σライン」の2本の線が描かれています。株価(為替の場合"レート"。以下同様)はほとんど場合このバンド内で動き、バンドの外に飛び出すことは滅多にありません。
つまり、+2σラインに到達したら“売り”、-2σラインに到達したら“買い”とすれば、効率的に利益が得られるというわけです。
それでは「+2σライン」の「σ(シグマ)」とはどういう意味でしょうか。“σ”は「標準偏差」の略号で“値動きの大きさ”を表します。従って、値動きが大きい相場の場合は「標準偏差」は大きく、また、値動きが小さい場合には「標準偏差」は小さくなるわけです。
そしてその標準偏差の2倍の値である“+2σ”及び“-2σ”を移動平均線から上下に乖離させて表示するのが一般的なボリンジャーバンドとなります。
ただし、ボリンジャーバンドは過信しすぎると痛い目に遭うことがあるので注意が必要です。それは逆張り系の指標に共通して言えることなのですが、単純に「買われすぎだから“売り”」「売られすぎだから“買い”」としていると、上昇での下落でもトレンドが大きく出ているときは、大きく損をする場合があるからです。他のトレンド追随型の指標と併用して使用することをお勧めします。
なお、ボリンジャーバンドで「週足」を使用した場合には、中心線は「26週線」が自動的に設定されます。




ストキャスティクス

ストキャスティクスは、RSIと同様、0%から100%の間を動き、株価(為替の場合"レート"。以下同様)が下落した時に買い、上昇した時に売りとする“逆張りの指標”として用います。
RSIと異なる点としては、RSIが1本のラインを使用するのに対して、ストキャスティクスは2本のラインを用いるということです。その2本のラインとは、より株価の動きに対して“敏感”に反応するものを「FAST(青色実線)」、“鈍感”なものを「SLOW(赤色点線)」として計算し、2本のラインがクロスした点を売買サインとしています。
FASTがSLOWを上抜いた時を“買い”、FASTがSLOWを下抜いた時を“売り”とするわけです。ただ、“逆張り系の指標”の特徴として、“もみ合い相場に弱い”ということが挙げられます。
infoseekチャートの場合、下20%、上80%のところに点線が引いてあり、20%以下での買いサイン及び80%以上での売りサインは“売買サインとしての信頼度が高い”と判断しています。
その反対に、20%から80%の間での売買サインは、“ダマシが多い”と考えるわけです。
また、FAST、SLOWのどちらか1本を利用して、単純に0%に近い水準を「買い」、100%に近い水準を「売り」とする売買手法も有効と考えられます。個々に銘柄について過去のサインを検証し、より的確なサインが出る使用方法を研究してみるのも良いでしょう。

<計算式>
%K=((当日の終値-5日間の最安値)/(5日間の最高値-5日間の最安値))×100
%D=(((当日の終値-5日間の最安値)の3日間合計)/((5日間の最高値-5日間の最安値)の3日間合計))×100
SD=%Dの3日移動平均

<数値の表示>
「設定:5.3.3」とは、それぞれ5=%K、3=%D、3=SDの計算に用いる日数を表わしています。(上記の計算式参照)


移動平均乖離率

移動平均線乖離率は、株価(為替の場合"レート"。以下同様。)が25日移動平均線からどれくらい""乖離""しているかを棒グラフで表したものです。
プラス乖離の場合は赤色で表示され、マイナス乖離の場合は青色で表示されます。一般に乖離率が大きい場合には""買われ過ぎ""と判断でき、また、乖離率が小さい場合には""売られ過ぎ""と判断します。プラス乖離が大きいときに""売り""とし、マイナス乖離が大きいときに""買い""とするわけです。
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また、移動平均線乖離率は、""強弱の分岐点が明確""という利点もあります。移動平均線自体が支持・抵抗の役割を果たしており、支持線を割り込んだ場合に""弱気転換""、抵抗線を突破したときに""強気転換""と判断できるからです。

さらに、""相場変動率の変化""を売買シグナルとして使用する方法もあります。銘柄によっては、乖離率がある一定のレンジ内で動く習性のものがあり、そのレンジを大きくブレイクした時点でトレンドが発生したと判断するわけです。例えば-10%から15%の間で動く習性のある銘柄が突然20%に上昇した場合には上昇トレンドが発生したと認識し""買いシグナル""、逆に-15%低下した場合には下落トレンドが発生したと認識し""売りシグナル""とするわけです。


MACD

MACD(マック・ディー)は、簡単に説明すれば「2本の移動平均線の乖離線」を表しています。
日足チャートの場合、一般に5日移動平均線と10日移動平均線を使用することが多く、「両線の乖離幅」がいわゆるMACDの数値となります。つまり、両線によるゴールデンクロスやデッドクロスのときにMACDは「0」となり、また、上昇相場のときにはMACDは上昇、下落相場のときにはMACDは下落する傾向にあります。

ただし、ここで注意しなければならないことがひとつあります。MACDで使用される移動平均線はいわゆる一般的な“単純移動平均線”ではなく“平滑移動平均線”を使用するということです。詳しい説明は省きますが、単純移動平均線よりも“滑らかな曲線”が描かれると考えてください。滑らかな曲線を描くことでいわゆる“ダマシ”を少なくするのが目的です。

それでは実際にMACDの売買サインはどのようになるのでしょうか。オーソドックスな方法としては、MACD(緑色)の単純5日移動平均線を“シグナル(赤色)”として描き、MACDがシグナルを上回ったら“買い”、下回ったら“売り”とする手法があります。

その他、単純に、MACDが0を上回ったら“買い”、下回ったら“売り”とする方法もあります。個々の銘柄によってうまく使い分ければ良いでしょう。

macd_ex




パラボリック

パラボリックは、SAR(ストップ・アンド・リーバス・ポイント)というラインを用いた“相場追随型(順張り)”のシステムです。
上昇相場においてSARはローソク足の“下側”に位置しており、株価(為替の場合"レート"。以下同様)が下落に転じた際の“売りポイント”を示します。
逆に下降相場においては、SARはローソク足の“上側”に位置し、株価が上昇に転じた際の“買いポイント”を示します。買いポイント及び売りポイントを明確に示すことによって、常にどちらかのポジションを保有するわけです。
また、SARの特徴としては、その形が“放物線”になることが挙げられます。SARの計算において“加速因数”というものが用いられており、上昇もしくは下落相場が継続することで、この“加速因数”が大きく変動。結果としてSARが放物線として描かれるのです。
そのような性質から、パラボリックは“大相場”になったとき、最大限の威力を発揮します。相場が上昇し続けていると、SARもそれに追随する形で上昇し、買いシグナルを出し続けるからです。
逆に相場が下落し続けていると、SARもそれに追随する形で下落し、売りシグナルを出し続けます。その一方で、パラボリックは“もみ合い相場に弱い”という欠点があります。もみ合い相場においては頻繁に売買シグナルが出現し、小さな損を繰り返してしまうからです。もし、株価が“一方的に動く”銘柄を発見できれば、パラボリックを使った売買システムがかなり有効であると認識できるでしょう。

parabo




オートトレンド

オートトレンドは、上昇トレンドであれば安値と安値を結んだ線、下降トレンドであれば高値と高値を結んだ線(トレンドライン)として示されます。
infoseekチャートの場合、上昇トレンドラインは赤色、下降トレンドラインは青色で表示されます。
トレンドラインを引く意味としては、その方向や角度によって相場の“向き”や“強さ”を知ることにあります。相場の方向や角度が分かれば、投資判断に役立つからです。
また、上昇トレンドラインはこれを割り込むことによって今まで続いていた上昇の流れが変化したことを示します。逆に、下降トレンドラインはこれを上回ることによって今まで続いていた下降の流れが変化したことを示します。
つまり、上昇トレンドラインは“支持線”として機能しており、下降トレンドラインは“抵抗線”として機能しているわけです。
株価(為替の場合"レート"。以下同様)には、現在進んでいる方向を継続するのと同時に、ある一定の周期の波動を繰り返す習性があり、その方向性や波動が変化すればトレンドラインを大きく離れたり、ブレイクしたりします。その場合は新たな相場の方向や強さを知る必要があり、新しいトレンドラインを引くことになります。




エンベロープ

エンベロープは、移動平均線を基準にして上下に数本の線を引いたものを指し、
(1)支持・抵抗の目安として
(2)値動きの中心線として
使用します。


(1)支持・抵抗の目安とする場合には、エンベロープ下限(例えば-5.0%ライン)で「買い」、エンベロープ上限(例えば+5.0%のライン)で「売り」とするなど、“逆張りのサイン”として使用します。また、より狭い範囲の値動きならば、-2.5%ラインで「買い」、+2.5%ラインで「売り」などとしても良いでしょう。
(2)値動きの中心線として使用する場合には、上昇トレンドの時は+2.5%ラインや+5.0%ラインが中心線となる一方で、下降トレンドの時には-2.5%ライン、-5.0%ラインなどが中心線として機能する場合があります。
本来ならば移動平均線がその役割を担うわけですが、トレンドが出ている場合にはエンベロープの方がより中心線として“適切”であることも多いのです。もし、値動きの中心線が変化した場合には、「トレンドが変化した」と考えるのは言うまでもありません。なお、各銘柄(為替の場合、各通貨)において“適当な乖離率”が異なることにも気をつける必要があります。


一目均衡表

一目均衡表は、“投資家の心理の変化”を図表化したものです。
ローソク足のほか、転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンの5本の線で成り立っており、特に先行スパン1と先行スパン2の間を“抵抗帯(雲)”と呼びます。

見方としては、(1)ローソク足が雲を上回ったとき
(2)転換線が基準線を上回ったとき
(3)遅行スパンがローソク足を上回ったとき
をそれぞれ買いシグナルとします。

特に、(1)(2)(3)がすべて実現した場合には“三役好転”と呼び、強い買いシグナルと考えます。逆に、(4)ローソク足が雲を下回ったとき、(5)転換線が基準線を下回ったとき、(6)遅行スパンがローソク足を下回ったときをそれぞれ売りシグナルとします。
特に、(4)(5)(6)のすべてが実現した場合には、“三役逆転”と呼び、強い売りシグナルと考えます。

そのほか、一目均衡表では基準線の方向が重要と考えます。基準線の方向が“相場の方向”を示しており、基準線の方向が変化した場合には、注意する必要があるでしょう。

また、一目均衡表では、9、17、26などを特別な数値と考え、高値や安値などから数えて9日目、17日目、26日目などを“変化日“として認識しています。変化日においては相場のトレンドが変わる可能性があり、基準線の方向と同様に注意する必要があります。

ichimoku_ex1





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